重曹で、肌に優しい洗濯を!
最近、アトピーなど皮膚炎で悩んでいる方々のお話をよく聞きます。掃除をする時に重曹を利用することが今見直されており、肌に優しい重曹を使って洗濯に応用できないものかと考えました。重曹の他、グリセリンやクエン酸などを石鹸と共に洗濯にも活用できます。膚と環境に優しい洗濯の仕方を紹介します。
重曹は石鹸の泡立ちを良くするため、クエン酸は水に溶かして柔軟剤として使います。グリセリンは汚れを浮かせる界面活性剤の一種で、重曹や石鹸と混ぜてシミ抜きなどに使います。全自動洗濯機(7kg)で洗う場合、最低水位まで水を入れ、石鹸と重曹を2分の1カップずつ加え、1~2分間泡立てます。泡をつぶさないように静かに洗濯物を入れ、柔軟剤投入口に「5%クエン酸水」を1カップ注ぎ、通常通リ洗います。 泥汚れや、首まわりの皮脂汚れには「重曹クリーム」を塗り、30分ほど置いた後、洗濯機で洗います。特に汚れがひどい時は、酸素系漂白剤に一晩付け置き洗いすると効果的です。
ポイントは洗濯物を色で分けるより、ポリエステルなどの合成繊維は綿と分け、素材別に洗濯すること。これらを一緒に洗うと肌着から浮き出た汚れが、合成繊維に付着し黒ずみの原因になります。「面倒くさい」というイメージを持つ人がいますが、基本を覚えると簡単です。
着古した物を掃除に再利用しても汚れを吸収するなど、掃除も楽になります。クエン酸は薬局で購入できます。
重曹2分の1カップを、水4リットルに溶かした中につけこみます。
クエン酸大さじ2を、水4リットルに溶かした中につけこみます。
水1カップに対し、クエン酸大さじ3分の2を溶かします。
重曹小さじ3とグリセリン小さじ1を混ぜます。