皮の製品手入れ

革は本来丈夫なものですが、他の衣類と違って洗濯が効きません。そこでものをいうのが普段の手入れ。こまめに汚れを取り、湿度の高い日本ですから革の大敵カビの発生にも充分気をつけます。革を昔から愛用している欧米の人は、綺麗にするというよりも身体になじんでくる革独特の気心地の良さを大切にするようです。 日頃の手入れと管理をよくしていれば、あまりクリーニングの必要はありません。汚れがひどくクリーニングに出すときは、信頼の出来る店を選び、値段を確かめ、ベルトなど付属品も必ず一緒に頼みます。色が落ちた物には色のかけ直しを依頼できる店もあります。

表革は汚れたらかたく絞ったタオルで

外から帰ったら、綿ネルなどのやわらかい布でさっと拭いて表面の汚れを取り、さらに裏地を水拭きをするとさっぱりします。少し、汚れがたまったら、水で固く絞ったタオルで拭いた後、乾いたタオルで拭くと汚れを落とす事ができます。 革は水分や油分を吸収しやすい素材ですから、タオルは必ず固く絞ること。その後、手のひらでこするくらいが油分の補いとして丁度良いようです。革専用のクリーナーを使う場合は、革がドンドン油を吸収するので、タオルにクリーナーを薄くつけ、汚れをさっと取るような感じで拭きます。クリーナーを革に直接塗りつけたりすると、しみになるなどトラブルも多いのでやめましょう。 しみを付けた時は、水溶性の場合は時間をおかずに処置をします。シミの部分に水を付けてティッシュで吸い取り、これを何回か繰返します。この時に決してこすらないこと。乾いてから手で揉んで革にやわらかさを戻します。油性の時はひどく浸透してしまうので革のケアのできるクリーニング店などに任せた方が良いでしょう。ちょとした引っかき傷は、見つけた時にすぐ直します。小さい部分は楊枝などで糊を付け、手の平でしっかりおさえます。

表革は汚れたらかたく絞ったタオルで

深みのある色合いは美しいものですが、扱いは難しく、特に淡い色のスエードはひどく汚してからでは手におえません。それだけに汚れが目立たなくても、日頃のこまめな手入れが大切になります。普段の手入れは、汚れ易い部分をその都度ガーゼで拭くこと。軽くらせんを描きながら拭いていきます。 目立つ汚れには、ベンジンをふきつけたガーゼで色むらを起こさないように気をつけながら拭きます。革に直接ベンジンをつけないで、必ずガーゼに吹き付けます。台所用のスポンジを使うのもスエードの手入れには効果的です。スコッチブライトなどの固い方で、スエードの表面の毛先がきれないように軽く汚れをブラッシングした後、やわらかいスポンジ側で縦、横、斜めにブラッシングします。汚れを気にしてそこだけをこすり過ぎると、かえって目立つ結果になることもありますから、いつも全体の様子を見ながら手入れをしましょう。スエード専用消しゴムも市敗されています。

保管に注意!

冬中着ていたコートが梅雨時そのまま洋服ダンスに…、ということはありませんか。シーズンが終わったら直ぐに汚れを落として保管しましょう。保管の時は、湿気でカビをはやさない事が大切です。コートや上着はハンガーにかけ、不織布のカバーをかけてクローゼットに。乾燥剤を衣類につかないように多めに入れておきます。

皮の手袋を自分で洗う

手袋は、外側・内側ともに汚れやすいものですから、汚れ過ぎないうちに水で絞ったタオルで拭くなどの手入れをしておくと良いのですが、ひどく汚してしまった時は濃い色のものなら思い切って水洗いもできます。 色が出やすいので、手早くすること、こすらないことが肝心です。片方ずつはめ、洗剤液(水一カップに中性洗剤2~3滴)を少量つけたスポンジで、指先からたたいていきます。そのあと水を含ませたスポンジで、洗剤分を残さないように充分たたき、乾いてタオルで水気を取ります。これを指1本ずつ仕上げ、陰干しします。 このまま完全に乾いてしまうとごわごわになるので、半乾きになったら手にはめて、にぎったり、もんだり時間をかけて柔らかくします(これがナメシの役目)。始めは優しく、柔らかくなるにつれて力を加えながら、いろいろな角度から、テレビを見ながら気長に繰返しましょう。ハンドクリームか皮革用のクリームをつけて、さらにもみほぐします。

  • 輸入物は染色堅牢度が日本のものより弱い事が多いので、色の落ち具合を試してからにしてください。
  • 皮革専用ソープが手に入れば、ラノリンなどの油分が含まれていますから、水洗い後もつやがあり、仕上げが大変楽です。
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